いいこと わるいこと

このところコロナウイルス感染拡大による自粛で、皆様先の見えない鬱々とした日々をお過ごしのことと思います。まったくどうしてこんなことになってしまったのだろう・・・何気なく過ごす日常がどれほどありがたいことなのか身に染みる日々です。

うちのお稽古場でも3月のお稽古は換気のため窓を開け、お稽古日の朝は掃除のあと一通り消毒して次亜塩素酸を噴霧し、もちろん玄関にはアルコールという状態で稽古していました。ふだんは予約制ではないのですが、予約制にして人が大勢待つようなことも避けておりました。

それでも先週からの県知事の自粛要請に4月の前半は自粛することにいたしました。私にとっては心にぽっかりと穴があいたような状態ですが、何よりも命が大事、日本いや世界中がコロナに打ち勝ち、穏やかな日常を取り戻せるよう祈るばかりです。

そんな日々ですが、ただ鬱々と一日を過ごすわけにはいきません。自粛の期間中私なりに普段できないことを試みようかと勉強中。←これ、いいこと

その話はまた後日いたします。

コロナさわぎでコラムでのご報告がすっかり遅くなりましたが、もう一つ、とっておきのうれしいことがありました。

うちの稽古場の中学生(4月から高校生)が読売中高生新聞で優秀賞を受賞しました!

横浜から鹿児島県立の全寮制の中高一貫校に入学し、過疎化の進む地方の商店街などを取材して将来への課題と提案を記事にした新聞をつくり、受賞しました。←これすごくいいこと。

実はその商店街とのかかわりの中でみんなの意識をたかめるため、地域のお祭りに日本舞踊を踊ってアピールをしたいということで、昨年のはじめから長期休みに帰省した折お稽古に通い、映像をもちかえっては自主練して準備して踊りました。中学生が紋付き袴で踊ったらたしかに注目されますね。彼のつくった新聞を読んだ時も我がことのようにうれしかったのですが、さらにそれが評価されたことに感動!広い視野をもってこれからもいろいろなことに目をむけてほしいです。

その鹿児島の学校も3月早々コロナで休みになり、彼もいつもの春休みより長く帰省していました。ここぞとばかりお稽古にきて1曲仕上げましたよ。←これもいいことです。

いよいよ4月、新たなスタートの月です。行動は自粛しなければなりませんが気持ちは前向きに。体調管理しながら充実した日々をすごしましょうね。

坂東以津緒

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