子供のお稽古
今どきの子供たちは
今どきの大概の子供たちは、おそらく日常で邦楽を耳にする機会はないと思います。
西洋音楽の中で育ち、習い事もどちらかといえば学校の授業に役に立つことが優先され、学校教育から締め出されている和物はなかなか選択肢にいれてもらえません。水泳、英語、ピアノ、そして塾などいろいろ役立つことを身につけさせようと思うのは、親心としては当然です。
子供の世界が西洋の文化と学校教育とで形成されている時代ですから。
私の子供の頃は
私の子供の頃は「この子は幼稚園が嫌いだからおどりでも習わせてみようか」とか「勉強はそこそこでもお行儀が良くなってほしい」なんて言いながら親が連れてきたように思います。
お稽古場でみんなとあそびながら、叱られながら、いつの間にか一端に踊れるようになっていました。
和の習い事は、生まずたゆまず体で覚えていくこと、そしてその過程を味わうことで学校とは別の何かを身につけることができるのではないでしょうか。
子供の習い事は家族の理解と協力がなくてはできません。みんながやっているからやっておかなければならない習い事ではなく、広い意味で日本人としての豊かな感性を養うといった習い事も、選択肢のひとつにいれていただけたらと思います。
和の世界に接したことのない子供たちにとって、おどりや日本音楽は想像もつかない、むしろ新しい世界になるかもしれません!
子供たちの稽古風景
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