邦舞祭の季節となりました!

11月、今年もまた「神奈川県名流邦舞祭」の季節がやってきました。

今回は五十五回という記念の会でもあり 常磐津「若木の曽我」の上下となる「釣狐の対面」と「三人生酔」、元禄絵巻を思わせる「水仙丹前」、若手群舞による「春秋」の四番組を企画作品といたしました。また「むかしを今に」と題し、いままで上演した支部の作品の映像によるアーカイブをご紹介する企画もございます。若かりし私の舞台姿もみつけていただけるかもしれません。

私は制作として企画にかかわり 出演は企画作品の「三人生酔」の女(泣き上戸の酔っぱらい)のお役をいたします。また企画作品「春秋」の振付も担当しております。日々心地よい忙しさを味わっております。

もうひとつ企画作品「狐面の曽我」は坂東流の珍しい演目を三十年前に母三津以が支部の男性舞踊家に伝えたものです。この度やはり男性舞踊家での再演のはこびとなり、母が残してくれた宝物をみるようで私にとってはたいへんうれしく誇らしく感じております。

今秋の横浜はラグビーで賑わいました。渾身の力でベスト8まで勝ち進んだ日本チームにあやかるよう 私たちも良い舞台を目指し一生懸命稽古し準備しております。

秋の一日 日本舞踊をお楽しみいただけたら幸いです。

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