子供教室について
当教室では幼児教室はクラスを設けておりますが、小学生以上は大人と区別してはおりません。
大人も子供もまぜこぜでお稽古時間をとっております。子供も大人のお稽古を見て憧れたり、大人もまた子供のお稽古を見て学ぶことが多かったりします。
時には一緒に踊ることもあります。大人も子供も初心者の時期を過ぎれば十分同じレベルでお稽古ができるのです。
知識や世の中の経験値でいえば子供と大人はちがいますが、こと踊りに関しては同等なわけです。
今の子供たちは家族以外で同年代でない人と交流することが極端に少ないように思います。年齢の離れた人との交流は子供にとってとても良い経験になると思います。例えば帯を一人で締められないとき、周りの大人に自分からお願いして締めてもらいお礼を言うことは、一人で帯を締めることを覚えるより大事なことかもしれません。また大人が子供に刺激を受け教わることも少なくないのです。
私はそのような交流の中で子供たちに自尊心や責任感が育つように思っています。踊りを通して年齢を超えて交流していくお稽古場全体が私どもの子供教室と思っています。
今どきの子供たちは
今どきの大概の子供たちは、おそらく日常で邦楽を耳にする機会はないと思います。
西洋音楽の中で育ち、習い事もどちらかといえば学校の授業に役に立つことが優先され、学校教育から締め出されている和物はなかなか選択肢にいれてもらえません。水泳、英語、ピアノ、そして塾などいろいろ役立つことを身につけさせようと思うのは、親心としては当然です。
子供の世界が西洋の文化と学校教育とで形成されている時代ですから。
私の子供の頃は
私の子供の頃は「この子は幼稚園が嫌いだからおどりでも習わせてみようか」とか「勉強はそこそこでもお行儀が良くなってほしい」なんて言いながら親が連れてきたように思います。
お稽古場でみんなとあそびながら、叱られながら、いつの間にか一端に踊れるようになっていました。
和の習い事は、生まずたゆまず体で覚えていくこと、そしてその過程を味わうことで学校とは別の何かを身につけることができるのではないでしょうか。
子供の習い事は家族の理解と協力がなくてはできません。みんながやっているからやっておかなければならない習い事ではなく、広い意味で日本人としての豊かな感性を養うといった習い事も、選択肢のひとつにいれていただけたらと思います。
和の世界に接したことのない子供たちにとって、おどりや日本音楽は想像もつかない、むしろ新しい世界になるかもしれません!
子供教室の料金表・お稽古日
お月謝
お稽古日
月曜日(午前9時半より午後8時まで)
水曜日(午前9時半より午後8時まで)
金曜日(午前9時半より午後4時半まで)
土曜日(午前10時半より午後6時まで)
※コロナ禍のため、現在予約制です。状況により、変更があります。ご相談ください。
※毎月末に次の月の稽古日程をお知らせします。現在毎月6回程度の稽古日があります。