レポート by 楓
4月22日、県立青少年センターの練習室にて、つぼ合わせを行いました。
つぼ合わせは、地方さん(演奏する人)とのリハーサルです。今回は、清元と常磐津です。
実は、日本舞踊の曲にはいくつか種類がありまして、三味線と唄の人達もそれぞれ違う人が演奏します。三味線の種類も音も違います。…現代人にはどれも同じ三味線しか認識がないかもしれませんが、しばらく聞いているとなんとなく違いがわかってきます。主なものは、長唄、清元、常磐津、義太夫、など。
今回は、後見さん(舞台の上で、小道具を渡してくれたりする人)、地方さん(三味線、唄)、鳴物さん(笛、太鼓などを演奏する人)の代表、そして主役の踊る人が参加です。
一通り生演奏で踊ってみて、どのくらいの速度がいいか、小道具の受け渡しはどこでするか、などなどを打ち合わせします。
踊る人にとっては、生演奏に慣れなくてはなりません。この録音テープは、これからの稽古で使います。
踊る前には先生からのキビシイ指導? いえ、生演奏で踊るのは緊張します |
こちらは花道の見立てで踊っているところ。 花道の幅は約1.5M…落ちたらいや〜! |
手前でスーツを着ている男性が、鳴物の代表さんです。
曲にあわせて、ひざをぱたぱたたたいていたので、稽古場のみんなはドラマーみたいと噂してましたが、、、和製ドラマーではあるまいか?
なんにせよ舞台の上での鳴物さん達の演奏は、すっごくすっごくかっこいいです。
鳴物さんたちは、出囃子といって、舞台の上で演奏するシチュエーションでないと、舞台の下手の見えないところで演奏してますので、三味線や唄と違って見える出番は少ないです。
それでは、常磐津班の踊る人達いってみましょう!
源太、屋敷娘を踊る面々。踊る前の緊張のピース。
「源太」 本人いわくかな〜り緊張していたとか…
「屋敷娘」 今回は2人立ちです。はじめての体験なので緊張してましたが、
できは良かったのでした〜!
「妹背山」 女性陣はしっかりですが、求女〜振りを間違えてはいかーん!
と、こんな感じのつぼ合わせでした。次は、長唄のつぼ合わせです。お楽しみに!